「ローンは好きですか?」
住宅購入を検討されているクライアントの方に毎回この質問をします。
ほとんどの方が「嫌いです」と答えます。
理由は「金利がもったいない」ですが、もちろん金利はもったいないと思います。
ただ、無駄ではありません。
住宅購入とは、ただ単に家という箱を購入するわけではなく
【庭でお父さんがお子様とキャッチボールをしているのを眺めたり】
【お母さんが娘さんと広いキッチンでケーキを焼いて料理を教えたり】
【家族でリビングのソファーでお話したり】
【書斎で休日に好きな本を読んで過ごしたり】など
上記のような体験を想像し
マイホーム=家族の幸せといった方程式のもと住宅展示場などに足が向います。
家を購入するわけでなく家を買うことで経験できる価値を購入するわけです。
ここで、「住宅ローンは敵だ!」現金で買うといって毎月10万円づつ25年間、貯金をしたとします。
25年で3000万円貯まるわけですが
25年後の家族構成は大きく変わり、子供たちも独立し住宅購入の本来の目的を達成できなくなってきます。
例えると、
とても好きな芸能人のコンサートが東京であり、それに参加するために東京に行きたいと思うのですが。東京までの飛行機代がもったいないからと徒歩で東京まで行くといった状況に似ています。
着いた頃にはコンサートが終わっていた・・・
飛行機代がもったいないから歩いて東京までいくといった人は、ほとんどいないと思います。
住宅ローンも、かなり先ではないと購入できない物を、本来のニーズを満たす為に考えられた現代のタイムマシーンなのです。
タイムマシーンに乗る為には費用が必要です。その費用こそが金利なのです。
ただし、どんどんローンをしていきましょう!といった話ではなく【借りるにしても預けるにしても金利と上手に付き合っていく】といったことが大切です。
全体のお金の流れを把握し楽しく豊かな人生を送るにはキャッシュフロー表の作成必須となります。